逓信省型式試験合格受信機
Radio set Passed Examination by The Ministry of Posts and Telecommunications

第283号 東芝ZS-1130型 5球スーパー 東京芝浦電気(株) (1949-51) \9,850
Passed No.283 Toshiba Model ZS-1130, 5 tubes Superheterodyne, Tokyo SHibaura Electric Co., Ltd. (1949-51) JPY 9,850

  

TUBES: 6WC5-6D6-6ZDH3A-42-12F, 6.5" Permanent Dynamic Speaker (NOBLE PD-65K)

東芝の小型5球スーパー受信機。トランスレスのZS-1056Bとほぼ同サイズだが、普通のトランス式である。
スピーカのフレームには” MADE IN OCCUPIED JAPAN”の文字があり、時代を感じさせる。

 このセットは徹底的に部品点数を減らして簡易化したところに特徴がある。
パッディングの代わりに固定コンデンサが使われ、デカップリング回路を省略するかわりに12Fの平滑コンデンサを30uFに増やして済ませている。
ピックアップ端子は切り替えスイッチがなく、ボリュームとパラにつながっているだけなのでレコードを聴くときは同調をずらして使う。
信頼性や安定性を犠牲にした誤ったコストダウンといえる。

同社はその後1960年代に真空管、電球、重電機のトップメーカーでありながら経営危機を迎えることになるが、この時代の製品にその芽が現れているように思える。

Toshiba’s small superheterodyne set. To reduce cost, parts were omitted to minimum. Then, reliability and stability also reduced.

掲載誌:無線と実験 1951.11
Appeard on the magazine "Musen to Jikken"(The Radio Experimenter's Magagine) 11/1951 published by Seibundo-Shinkosha

  (Collection No.11332)


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