逓信省型式試験合格受信機写真
Radio set Passed Examination by The Ministry of Posts and Telecommunications

第48号 シャープ5R型 5球スーパー 早川電機工業(株) (1948.6.17合格) ¥6,200

No.48 Sharp Model 5R  5 tubes Super Heterodyne, Hayakawa Electric Industry Co., Ltd., Passed at 17/06,1948, JPY 6,200

    
     初期型、電源スイッチが側面にある/Early model: Power switch placed on the left side (Collection No.11664)

    
     後期型:塗装が異なる他、6A7が6WC5になり、スイッチつきボリュームになり、ピックアップ端子が付く (Collection No.11618)
           このセットは合板が使われているが、初期型と同じ天然木を使ったものもあった。
           全体がこのエッジ部と同じ色に塗装されたバリエーションも存在した。
     Later mode: Volume control with power switch used. New tube 6WC5 used instead of 6A7. Finish was changed.
             Pick up in terminal added.

   広告(無線と実験1948.6裏表紙)/Advertisement in 1948

TUBES: 6A7-6D6-6ZDH3-6ZP1-12F (Early model), Permanent Dynamic Speaker (5")

 シャープのの小型5球スーパー。普及機として作られ、当時雑誌等に本機の広告が良く見られる。
トラッキングレスバリコンが使われ、回路がシンプルになっている。
本機の特徴はダイヤル機構にある。
通常はガラス板の後ろに目盛板を置き、その間に針を配置するが、このセットでは半透明の目盛版の後ろにダイヤルによって動くランプを配置し、明るい場所がダイヤルの位置を示すようになっている。
コストダウンに役立つが精度は低く、民放開局前ならではのアイデアといえるだろう。
 また、本機は、ツマミを取らなくてもシャーシが引き出せるようになっている。
終戦直後のセットには、部品の品質低下(ツマミのネジの不良も多かった)による頻繁な故障に対応するために、ツマミを取らずにシャーシを出すアイデアを盛り込んだものがよく見られる。

 本機は1948年後半にマイナーチェンジされ、側面に独立していた電源スイッチがスイッチ付ボリュームにまとめられた。
コンバータが6WC5になり、シールドケースが鉄製からアルミになっている。
キャビネットのデザインは同じだが、天然木から合板に変更され、その木口の処理のためにエッジが白塗装となっている。
また、ピックアップ端子が追加されている。

 This model was Hayakawa’s small sized and low cost super heterodyne set.
To realize simplified circuit, tracking-less variable capacitor was used.
Dial mechanism was unique.
In ordinary slide rule dial, dial pointer like a needle moved between dial and grass.
The dial pointer of this set was moving pilot lamp.
Pilot lamp was moved behind dial indicator to indicate tuning frequency.
Accuracy of this dial was poor but useable and simple.
The chassis could be dismantled from cabinet without removing knobs.
At that time poor quality radio sometimes failed.
This idea helped service job.

1949年に少し大型の5R-14型にモデルチェンジされた。Model 5R was changed into model 5R-14 in 1949.

(初期型)
側面のスイッチは本来はスナップスイッチである。6ZDH3が6ZDH3Aに改造されている。
(後期型)
本機の左側ツマミはオリジナルでなく、戦前のナナオラの物が使われている。
背面のスイッチはピックアップ切替と思われるが、オリジナルではなさそうである。

掲載誌:電波日本 Vol.45, No.1,2
Appeared on The Denpa Nippon Vol.45 No.1,2 published by Nippon Denpa Kyokai

(Collection No.11618,11664)

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