第6回特別展「ラジオをつくる」 ご案内 

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特別展要旨

ラジオの動作原理を理解するには高度な知識が必要で、たいへん難しいものですが、しかし、ラジオを作ることはそれほど難しくはありません。放送が始まったころ、もっとも簡単な鉱石ラジオや、その部品でも非常に高価でした。鉱石ラジオは、アンテナ、コイル、検波器などで構成されますが、いずれも若干の電線や板材。金属、ねじなどの基本的な部材があれば部品から作ることができます。さすがにその後、部品を作るということは少なくなりますが、もっと複雑なラジオでも部品さえ入手できれば、ねじ止めやはんだ付けなどの比較的習得が容易な技術のみで組み立てられます。

ラジオは、高度なハイテク機器でありながら、自ら組み立てて楽しめるという特徴を持っていました。戦後の一時期、自作のラジオが商品として流通したこともありましたが、市販のラジオが容易に購入できるようになっても、ラジオの自作は趣味として一定の支持を受けてきました。

1910―20年代、初期のラジオや無線の発達には、アマチュア技術者の活躍が大いに貢献しました。その後、100年が経過しましたが、その間に自らコイルを巻いて作った鉱石ラジオから放送が聞こえた感動から、多くの少年が科学者や技術者を目指しました。今回の特別展では、放送が始まったころから1970年代までの自作ラジオと関連資料を展示します。

アマチュア無線は、無線の実験を行うのが本来の目的です。アマチュア無線が戦後再開されたころは市販の無線機はなく、すべてを自作しなければ開局できませんでした。2014年末、当館に松本市内で1954年に開局した初期のアマチュア無線局、JA0EA局の資料を寄贈いただきました。全て手作りされた無線機器だけでなく、書類や部品、書籍、QSLカードなど初期のアマチュア局を運用したものがすべてそろっている一級の資料です。今回の特別展ではその一部を展示しますが、初期のアマチュア無線の息吹に触れていただければと思います。

展示品から

   
  終戦直後の手作りラジオ(1949年頃)   

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