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当館の活動方針

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収集・保存の方針用語について修理について個人情報保護方針

日本ラジオ博物館は松本まるごと博物館工芸の五月を応援しています


収集・保存の方針

収集の方針

 当館では、ラジオおよびオーディオの歴史を物語る製品を保存することを目的に、1970年代までの日本製を中心にラジオセット、電蓄、ステレオセット、部品、付属品、文献類、関連するテレビ、音響機器、無線機器、計測器を収集しています。80年代以降の製品についても、将来の必要性を考慮して、スペースが許す限り代表的モデルの保存に努めます。

ラジオの歴史およびその時代に対する理解を深めるために、家電製品、電気機器(配線、照明器具など)、情報機器、通信機器(電話機、電信機など)および関連資料を収集対象に含めます。

 対象とする年代は、世界初の放送が開始された1920年から現代までとし、特に日本の放送の歴史を展示することから、1925年から1970年代までを常設展示およびバーチャルミュージアムの展示範囲とします。

 収集対象は特殊な目的、階層に使われた高級品よりも一般大衆に普及した製品を重視し、手製、メーカー製を問わず広く収集するものとします。外国製品は、放送開始期の物を除き、比較対照のための参考品にとどめるものとします。

保存の方針

 当館では保存については、歴史的価値を維持することを目的とし、最小限の清掃、修復にとどめ、基本的に動作させるための修理は行わないものとします。また、修復作業前後の記録を残し、後世の研究、保存に耐えられる環境を維持するものとします。

修理、オリジナルの維持に関する考え方についてはこちらをご覧ください。


改定履歴

2008.11. 4 : 収集対象に電蓄、オーディオ機器を明記
2012. 1. 5 : 収集対象の範囲を1970年まで拡大    
2012. 9.11 : 70年代以降の製品の取扱について追記 
2015. 1. 2 : 収集対象を拡大、対象とする年代を明確化   

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サイト内の用語について
About Terms and Discription

English


総則

基本的に、現代仮名遣い、常用漢字を使用する。

年号は西暦を基本とし、必要に応じて元号を併記する。

数字は基本的に算用数字を使用するが、当時の慣例および読みやすさのために形式の略表示の際は「並四」「高一」「高二」と表記する。
「高周波*段」というときおよび球数は、特別な固有名詞の場合を除いて算用数字を用いる。

固有名詞を除くカタカナの用語末尾の長音は基本的に省略する(例:スピーカ、コネクタ)。
ただし、「スーパー」は、慣例に従って長音を表記する。

”ヂ”、”ヴ”については、固有名詞を除き、”ジ”、”ブ”に統一する。

(注)ラジオについては、当初は「ラヂオ」と表記されていたが、文部省の通達に従い、日本放送協会は1941年4月11日付の通牒 庶第1555号により「ラジオ」に改めた。(日本放送協会報 第368号 1941.4.11)

単位電波形式

周波数の記号は記述する時代に応じてkc、McおよびkHz、MHzを使い分ける。「サイクル」は正式には"c/s"だが、"/S"は省略する。

デシベルの記号は"dB"で統一する。

周波数帯名称として「長波」「中波」「短波」「VHF」「UHF」と表記する。

電波形式として振幅変調:AM、周波数変調:FM、電信:CWの略称を使用する。

名称

会社名、団体名は記述している内容に沿って当時の名称を用いる。(戦前はNHKではなく日本放送協会または放送協会とする、など)

日本のブランド名はカタカナ表記を基本とし、必要に応じて英文字表記を併記する。

外国のブランドについては英文字表記を基本とし、正式な、または一般的に通用するカタカナ表記がある場合はこれを併記する。
カタカナ表記が原語の発音とかけ離れているときは注釈を追記する。

真空管

真空管名称の頭の"UZ-"などは特に必要な場合を除いて省略する。

真空管の形式はST管、メタル管、MG管、GT管、mT管、サブmT管と表記する。

球数の表記について

マジックアイつきのラジオについては、1955年以前はマジックアイを含めた球数の表記(5球スーパーでも6球と称した)が取られているが、わかりやすくするためマジックアイを含めず、「マジックアイ付5球スーパー」に統一する。

生産国、年代の表記について

特に記述がない場合、紹介されているセットや部品は日本製である。
セットの年代は、できるかぎり確実な資料で裏付けられた年代を表示した。
資料が無く、推定による不明確な年代には”頃”と表記した。

物価の表記について

文中に参考に記した物価は、朝日新聞社刊 「値段史年表」 1988年初版によった。

2009.7.27改定
2011.5.8追記

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About Inscroptions of this Site

The Name of Broadcasting Station

Until 1951, Only one broadcast station existed in Japan.
This is "Nippon Housou Kyoukai (The Broadcasting Corporation of Japan)".
Now It was called "NHK". This abbreviation "NHK" was used from 1946.
Until 1945, It was called "Housou Kyoukai".
We will use the abbreviation "NHK" on this site.

Unit and name of Radio Wave

Both unit of frequency "kc, Mc" and "kHz, MHz" used according to the era of discription.

The unit of decibells always use "dB"

The abbreviation of wave bands discrived as LW, MW, SW, VHF, UHF.

The abbreviation of wave types discrived as AM, FM, CW..

Proper Noum

The inscriptions made by Japanese companies are often unknown.
Besides, many of special terms or comany name are shown in Italics.

Date and Country

When not mentioned specially, radio sets and parts are made in Japan.
Date of production are based on reliable materials.
Question marks are given to indefinite dates.

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修理について
-オリジナルとは-

 アンティークラジオを修理しようとするとき、音を出す、という目的だけでなく、オリジナルに戻すという事を誰しも考えると思います。ここでは、オリジナリティーを重視した修理とはどのようなものかについて考えてみたいと思います。

部品がない時には

 ラジオの修理という時には、トランスやコンデンサなどの劣化した電子部品の交換を伴うのが、自動車や機械時計の修理と大きく違うところです。金属を加工して作れば全く同じ物が作れる部品が多い時計や自動車と違ってまったく同じ電子部品を作る事は容易ではありません。当時の部品を入手できたとしても劣化しているものが多いのが現実です。 動作させるには定数や仕様をできるだけ変えないように外観を保ちながら現代の材料や部品で修理するしかありません。オリジナルにこだわると実質的に修理ができなくなるというのが電子機器の特徴といえるでしょう。

 また、ある程度実用にするためには部品を守るための最小限の改造(フィラメントのラッシュ防止抵抗追加など)はやむを得ないとは思いますが、ハムを減らしたり音質や感度を改善するのは実験的に試すのは別にしてできるだけ避けたいものです。粗悪な仕上げも性能の低さもそれがそのセットの現実であり、尊重すべきです。現代の私たちの技術を持ってすればいくらでも念入りに直せますが、往々にしてこれがオリジナルより良くしてしまう事になってしまいます。通信機はともかく、メーカーにろくな測定器もなかった時代の民生用ラジオが完全に調整されているはずがないのです。性能が出ないからといって改造してしまうようなことは避けたいものです。

オリジナルを知るために

 劣化、修理、改造などでオリジナルの状態から変化しているラジオを修復するには本来の状態を知らなければいけません。オリジナルが現状から容易に推定できる物はよいのですが、そうでない場合、より状態の良い同一のセットと比較するか、資料を参考にする事になります。この、資料を参考にするのが曲者で、当時の型録や雑誌記事はたいへん良い資料ですが、あてにし過ぎると失敗します。現代でも変わりませんが、型録や雑誌の写真は、特に新製品の場合、試作品の写真である事が多く、細部が量産品と違っている事があります。回路や使用部品も改良によって変更される事がありますが、書籍に掲載されたりセット内に付けられる回路図は普通発表時の物で、よほど大きな変更でない限り印刷し直す事はありません。また、長期にわたって量産するうちには部品の入手の問題などで、本来採用された物と違う部品を臨時に使ったりする事もあります。直そうとするセットに欠落した部分があるときは資料に従って復元せざるを得ないのですが、資料と実物が違っているときは資料に合わせようとせずに現物を尊重するべきだと思います。例えば、あるラジオの5本の真空管のうち、4本がマツダ、1本が同時代のNECというとき、これをマツダで揃えてしまう事がはたして正しいのでしょうか。もしかしたら1種だけ納期が間に合わずにNECから調達して間に合わせたのかもしれません。

過ぎたるは及ばざるが如し

 クリーニングや修理に熱中すると、つい”余計な”ことをしてしまいます。なにが”余計”かはなかなか難しいのですが「もう少し何とかしたい」という気持ちが取り返しのつかない失敗につながります。たとえば、
 細かいところを磨こうとしてスピーカのネットを突き破ってしまう。
 裏側まで磨こうとしてダイヤルの文字を消してしまう。
 不用意に調節ねじを動かしたら調整が取れなくなった。
などなど・・・。
筆者も長い経験の中で随分と授業料を払ってきました。
作業をする際には、構造や機能、補修部品の有無などをじゅうぶん理解したうえで、慎重に丁寧に行い、つねに「やり過ぎない」ことを肝に銘じて取り扱うのが重要だと思います。

修理と創作の狭間で

 傷や退色のひどいキャビネットは補修してやりたいものです。しかし、外観の修理が再塗装や再メッキを要するような重傷であった場合、元の外観を推定するのは困難です。資料を捜そうにも1950年代以前のセットの正確なカラ-写真は、まずありません。元の塗装はツマミや銘板の下に残っている色を決め手にするくらいでしょうか。色が分かっても当時の新品の塗装を再現するには当時の家具の塗装の深い知識が必要でしょう。また、ヴィンテージ期の高級なセットであれば高級家具の塗装を行えば良いのでしょうが、安物をその新品の状態に塗るのはかえって難しいように思います。当館では余程ひどい状態でない限り外観には手を加えないようにしています。磨くぐらいはしますが、磨くにしてもがんばって磨きすぎると塗装を1枚剥いでしまう事があり、注意が必要です。

 外観ではツマミも重要です。一部が失われているとき、別の形のツマミで揃えてしまうような事は避けたいものです。また、ツマミが全て失われていてオリジナルが分からないとき、同じ時代のデザインのあった物を付けてしまう事があります。それが予想以上に「似合って」しまったものを手元に置いて楽しむ限りは何の問題もないのですが、このようなオリジナルと違う部品を付けたりした”創作”が加わったラジオがマスコミに紹介されたり、人手に渡った場合、それが誤った”オリジナル”になってしまう危険があります。趣味としてラジオをいじるにもラジオの文化財としての価値に対して責任を持つ必要があると思います。

生活の痕跡を残すか

 クラシック・カーを修復するのに、アメリカ人は徹底的に分解して油のシミ1つない、新車以上の状態に仕上げるのを好む人が多いのですが、ヨーロッパではこれを”オーバー・レストレーション”といって嫌う人が多く、きれいに修復するものの使い込んだ味わいは残しておくのを好むようです。どちらを取るかは好みの問題だと思いますが、ラジオが生活に密着した道具である事を考えるとヨーロッパ型が好ましいと思います。

 当館が所蔵する国産のラジオは何らかの手が入っている物がほとんどです。それも小規模な修理ではなく、激しく改造されている事も多く、例えばエリミネータになった電池式ラジオや27Aを57に改造した並4、スーパーになった高1等が良くみられます。もちろんオリジナルを保っているのが好ましいのは言うまでもありませんが、この様な改造は長期間そのラジオが実用品として”生きていた”証拠であり、ユ-ザ-がどのようにラジオを使ってきたかの証拠になります。
 例えば、電気がきていれば不便で性能の悪い電池セットをエリミネータに改造したくなるのも当然でしょう。逆にオリジナルを保っているもののほうがすぐに倉にでもしまいこまれて”死んで”しまった気の毒なラジオかも知れません。
 また、小さな修理跡もラジオの信頼性や品質を知る手がかりになります。ほとんど断線している1:3トランス、交換されている出力管、汎用品に換えられているコイルなどの内容はは当時の故障率調査とも一致し、興味深いものです。修理跡だけでなく、ダイヤルに張られた放送局を書いた紙片や子供の落書き等も時代を表していてほほえましく感じる物もあります。中にはただの5球スーパーに立派な「箱書き?」が付いているものもあって当時の人々のラジオとのつきあいかたがうかがわれます。内容や状態によりますが、このような道具として使われてきた痕跡には残しておくべき物も多いと思います。

修理すべきか

 オリジナルに忠実であろうとすると、特に故障箇所が多く、部品の入手が困難な国産品は修理が困難になります。当館の所蔵品の中にも配線も含めてほとんどの部品を交換しないと直らない物がたくさんあり、当館ではどうしようもないほどひどい状態のものか、部品の自由度が高く、気楽に?直せる自作品以外は基本的に修理しません。

 そうは言ってもラジオは鳴ってこそ価値があるのも事実で、オリジナルの尊重と動態保存との間でどう折り合いを付けるかは難しい問題です。どのように注意深く修復しても手を加える限りそれは品物を改変する事にちがいありません。

 当館ではラジオの歴史的、文化的な意味をふまえ、文化財として後生に伝えるために、

あえて修理しない、修理し過ぎない、修理前の記録を残す

という姿勢で所蔵品を取り扱っています。

初出 AWC会報 1994 No.4

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個人情報保護方針(プライバシーポリシー)


日本ラジオ博物館(以下「当館」)は、お客様の個人情報(個人を特定できる情報)保護の重要性を認識し、個人情報保護方針(以下「本方針」)に基づき責任を持って適切な取扱い及び保護をするよう努めます。

・取得

当館は、適正に個人情報を取得し、偽りその他不正の手段により取得することはありません。

・利用

当館は、取得した個人情報を以下の目的のために、業務の遂行上必要な限りにおいて、利用いたします。

ただし、個別に明示または通知等により利用目的を示させていただいた場合は、その利用目的の範囲内で利用いたします。

管理

当館は、個人情報の正確性を保ち、これを安全に管理いたします。

当館は、個人情報の紛失、破壊及び漏洩等を防止するため、適切な管理を実施いたします。

・個人情報の第三者への非開示

当館は、以下に示す場合を除き、個人情報を第三者に提供または開示しません。

・委託先の管理

個人情報を業務委託先に提供する場合には、委託先に対し適切な管理、監督を行います。

・個人情報の照会、訂正、削除

ご自身の個人情報の内容の確認、訂正、利用停止、消去等を希望される場合には、ご連絡いただければ、合理的な範囲で速やかに対応させていただきます。
(対応の際には、当館の指定する方法で、ご本人であることを確認させていただきます。)

・リンク

当館は、当サイトからリンクされている、もしくは当サイトへリンクしている他サイトにおけるプライバシー情報の取り扱いの基準や内容において、当サイトは責任を負うものではありません。

・方針の見直し

当館は、個人情報の取り扱いに関する法令等を遵守するとともに、本方針を適宜見直し、改善を図ってまいります。
本方針は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。

制定:2013年2月25日

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出会いと離別